吸うやつが壊れた時の対処|原因の見分け方と正しい捨て方

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押しても、何も起きない

昨夜まで普通に動いていた。
それなのに、今日は何度押しても無反応。ランプも点かない。
え、待って。買ってまだ一か月なんだけど…
手のひらの中で、ただの静かな塊になっている。妙に軽く感じるのは、たぶん気のせいじゃない。

ランプすら点かない朝

29歳の女性が、購入から一か月ちょっとで動かなくなった話をしてくれた。
ほぼ毎晩使っていたある日、突然スイッチが効かなくなった。充電はしているはずなのに、ランプも反応しない。吸引も振動も、まるごと沈黙した。
説明書には保証の記載があったけれど、手続きが面倒で買い直したそうだ。使いすぎたのかもしれない、と本人は言っていた。
気に入った品ほど、酷使される。当たり前の話だけれど、寿命はそのぶん短くなる。

諦める前に、順番に試すこと

壊れたと判断する前に、確かめる順番がある。
まず充電。二時間ほど差したまま置いて、ランプの変化を見る。磁石でくっつく方式なら、金属の点がずれていないか軽く揺すって確認する。ついているように見えて通電していない例が、本当に多い。
次にケーブルを疑う。別のものが使えるなら差し替える。電源側を変えてみるのも有効。
それから端子の中を見る。埃や繊維が詰まっていると通らない。息を吹きかける程度で取れることがある。金属を突っ込んで掻き出すのはやめておきたい。
最後に、長押しでの起動。誤作動を防ぐため、数秒押し続けないと電源が入らない品がある。二回押す、長く押す、この二つを試す。
ここまでやって無反応なら、その一台は終わっている。

壊れ方には、いくつかの型がある

吸引だけがスカスカになる

30歳の女性は、三か月ほどで吸引の力だけが落ちたと話す。
最初は驚くほど強かったのに、当てても空気が抜ける感じしかしない。振動は残っているので、普通の品と変わらなくなってしまった。
この壊れ方には、直せる可能性がある。カップの中に汚れが固まっていたり、内側の膜が破れていたりすると、圧が作れなくなる。取り外せるカップなら外して、内側を洗って完全に乾かす。それで戻る場合がある。
カップと肌の間に隙間ができているだけ、という可能性も残っている。位置を数ミリずらすと復活することがあるので、捨てる前に一度確かめてほしい。
戻らないなら、内部の空気を送る部品が消耗している。ここは自分では触れない。

ボタンが効かず、止められない

26歳の女性の体験は、想像すると少し怖い。
振動は続いているのに、切り替えのボタンが反応しない。同じ強さで動き続けて、止められなくなった。電池が切れるまで放置するしかなかったそうだ。それ以来、怖くて使えていない。
落とした覚えも、無理に押した覚えもない。内部の接触が悪くなったのかもしれない、と本人は考えている。
止まらなくなったときは、電源につながず放置して電池を切らすしかない。慌てて分解しようとすると、内部の電池を傷つける危険がある。
この症状が出た品は、もう使わないこと。次に同じことが起きたときに、体に当てている最中だったら困る。

音が変わって、そこから一気に

35歳の女性は、一年以上使った品を見送った。
だんだん動作音が大きくなって、吸引の力にムラが出るようになった。最後は完全に止まった。お気に入りだったので、しばらく箱を開けられなかったそうだ。結局、同じ品を買い直している。
消耗品として割り切っている、と彼女は言った。
音の変化は、いちばん分かりやすい前触れ。今までと違う音がし始めたら、そう長くない。

水が入る、という一番多い終わり方

防水と書いてあったのに

34歳の女性の話は、多くの人に当てはまると思う。
防水の表記を信じて、石けんをつけて流水ですすいでいた。ある日から吸引が弱くなり、やがて完全に止まった。中を確かめたら水が入っていた形跡があったという。表面だけの防水だったのかもしれない、と彼女は振り返る。
今は拭き取るだけにしているそうだ。
防水にはいくつかの段階がある。水しぶきに耐えるだけのものと、水中に沈められるもの。同じ防水という二文字でも、中身がまるで違う。
浴室で使えると書いてあっても、流水を長く当てていい意味とは限らない。

洗うなら、蓋と端子を確認してから

洗う前に見る場所は決まっている。充電の端子に蓋があるなら、きちんと閉じる。磁石式で剥き出しなら、そこに水を溜めない。
ぬるま湯と刺激の少ない石けんで、肌に当たるカップの内側を指でなぞるように洗う。汚れが溜まるのはここ。
洗ったら水気を拭いて、風通しのいい場所で完全に乾かす。湿ったまましまうのが、いちばんまずい。
熱い湯は避けたい。素材が傷むし、内部の部品にも良くない。アルコールで拭くと表面が白く曇ることがあるので、専用のクリーナーか石けんで足りる。
濡れた状態で充電するのは、絶対にやらないこと。ここで壊す人が多い。

熱と、連続で回し続けること

温める機能を入れたまま長く使った夜

25歳の女性は、温める機能をつけたまま長時間使っていた。本体が異常に熱くなり、その後動かなくなったそうだ。
連続使用は避けるように、と説明書に書いてあったのに、夢中で忘れていたと苦笑いしていた。
温める機能は、電力をかなり消費する。吸引と振動を同時に回しながらだと、内部に熱がこもる。電池は熱に弱い部品なので、そこから寿命が縮む。

何分で休ませるか

説明書に記載があるなら、それに従う。書いていない品なら、十五分から二十分を目安に一度止める。
本体が熱を持ってきたら、そこで休ませる。手で持てないほど熱い、焦げたにおいがする、本体が膨らんでいる。この三つのどれかが出たら、すぐ電源を切って使うのをやめる。
体のほうも同じで、同じ場所に吸引を当て続けると、うっ血して跡が残ることがある。数分ごとに離す。翌日までヒリつきが引かない、腫れが出た。そんな日は使わずに休ませる。かゆみやおりものの変化が出たら婦人科へ。
道具を休ませる習慣は、体を守る習慣と重なっている。

落とした瞬間に、音が変わる

中の部品は衝撃に弱い

32歳の女性は、使っている最中に手が滑らせた。床に落ちた瞬間から変な音がし始めて、振動がガタついた。修理できない品だったので処分したそうだ。
外側のシリコンは無事に見えた。それでも中の部品は駄目になっていた。
柔らかい素材に覆われていると、衝撃を吸収してくれそうに思える。実際は、内部の細かい部品にそのまま伝わる。

浴室で使うなら、滑る前提で

ジェルや石けんがついた手は、想像以上に滑る。浴室の床は硬い。
使うなら、湯を張った浴槽の中か、足元にタオルを敷いておく。手首に紐をかけられる品もある。
落としたあとは、動いていても一度確認する。異音、振動のムラ、熱の持ち方。ひとつでも変わっていたら、使い続けないほうがいい。

保証を使うか、買い直すか

手続きが面倒で諦めた人

先の29歳の女性は、保証があると分かっていながら買い直した。手続きが煩わしかったから。
28歳の女性は逆で、充電ができなくなった品を交換してもらっている。ケーブルを替えても反応せず、本体側の端子が駄目になっていたらしい。保証の期間内だったので交換できたけれど、やり取りに時間がかかって不便だったそうだ。端子に埃が入っていた可能性もある、と話していた。
面倒に感じる気持ちは分かる。それでも、購入から一か月で壊れたなら連絡する価値はある。同じ品を買い直すより早いことも多い。

連絡するときに、何を書けばいいのか

問い合わせの文面は、事務的でいい。むしろ、そのほうが早く進む。
書くのは四つ。購入した日と場所。症状。いつから起きたか。試したこと。
充電しても電源が入らない、購入から一か月、別のケーブルでも同じ。この程度で足りる。使用状況を細かく説明する必要はないし、聞かれることもない。
店の側は、この種の連絡を日常的に受けている。恥ずかしさで踏みとどまるのは、もったいないよ。
購入時のメールや注文番号があると話が早い。レシートを箱に入れておくと、こういうときに助かる。

動かなくなった一台を、どう手放すか

ここでつまずいて、引き出しの奥に放置している人が多い。

電池が入ったまま捨てられない

充電式の品には、リチウムイオン電池が入っている。可燃ごみに混ぜると、収集車や処理施設で発火する事故につながる。実際に毎年起きている。
基本は、住んでいる自治体の分別ルールに従うこと。小型家電の回収箱を設けている自治体もあれば、電池を取り出して別に出すよう求めるところもある。役所の案内で、モバイルバッテリーや電動歯ブラシの項目を見ると近い扱いが分かる。
電池を自分で取り出す作業は、無理にやらないほうがいい。傷つけると発熱や発火の危険がある。膨らんでいる品なら、なおさら触らない。
分からなければ、品名を伏せて小型の充電式家電として問い合わせて構わない。中身を細かく説明する必要はない。

中身が見えない形にしてから

出す前に、形が分からないようにしておくと気が楽になる。
新聞紙や紙袋で包む。中身の見えない袋に入れる。それだけで、収集の場で目に触れる不安は消える。
洗って乾かしてから出すのは、最低限の礼儀として。
不燃ごみに出せる自治体なら、電池を含む旨を袋に書くよう求められることがある。ここも案内に従う。
処分の方法が分からず放置していると、電池が劣化して膨らむ。時間が経つほど扱いにくくなるので、早めに片付けたい。

次の一台を、長持ちさせるために

消耗する部品が入っている前提で選ぶ

中の電池は、使う回数と年数で必ず落ちる。値段に関わらず、永久には使えない。
選ぶときに見ておきたいのは、防水の等級が明記されているか。カップが取り外せるか。保証の期間と、連絡先がはっきりしているか。
毎日のように使うつもりなら、丈夫さを優先する。たまに使う程度なら、そこまで気にしなくていい。
気に入った品があるなら、予備を持っておく手もある。壊れた夜にがっかりせずに済む。

使ったあとの五分で寿命が変わる

使い終わったら電源を切って、カップの内側を洗い、水気を拭いて乾かす。端子が濡れていないか確認してからしまう。
保管は、埃のつかない袋に入れて直射日光の当たらない場所へ。他の品と重ねて置くと、素材同士が反応してべたつくことがある。
長く使わないなら、電池を空にしたまま放置しないこと。半分ほど残した状態でしまうと傷みにくい。夏の車内のような高温の場所は避ける。
潤滑ジェルを使うなら水溶性を選ぶと洗い流しやすい。シリコン素材の品にシリコン系のジェルを合わせると表面が傷むので、そこだけ分けて覚えておきたい。

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この記事を書いた人

ラブグッズ歴8年、レビュー記事は累計300本以上。素材の安全性・洗いやすさ・耐久性まで、長く使う視点でチェックすることをモットーにしています。「なんとなく良さそう」ではなく、根拠を持っておすすめできる情報だけを発信。性を前向きに楽しむためのお手伝いができれば嬉しいです。

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